海外視察シリーズ ベトナム・ハノイ視察2016.11.30~(レポート)

 

2016年11月30日~12月3日の旅程で、初めてのハノイ訪問です。(杉田利雄)

 

ベトナムは、今回の訪ハノイで10回目近くになります。
これまでは、ホーチミンを中心にフエなどに行ってます。
ベトナムの大都市は、政治のハノイ、ビジネスのホーチミン、歴史のフエ、新天地のダナン、などと言われます。

 

政治の都・ハノイはこれまでなんとなく中国の北京市をイメージし避けていたように思います。中国は、10都市20回程訪問していますが、北京の印象は良くありません。軍隊や警察、公安、規制という言葉のイメージが訪問後でも強く残ったものです。

❏そんな思いのハノイへ今回はなぜ? 

 

今年2016年に入り、ベトナムがらみの相談が多くなりました。ベトナムとの人材交流やベトナムへの進出や投資、逆にベトナムから日本への進出や視察と言ったものです。すべてが直接仕事につながるものではありませんが、何度目かのベトナム・ブームを感じたわけです。今年3月のベトナム・ホーチミン訪問は、主に外国人技能実習制度に係る人材送り出し機関の環境確認でした。実はこの実習制度の許認可事業もこのハノイが集積地であることが分かりました。
もうひとつの目的に、世界遺産のハロン湾の観光がありました。このハロン湾の観光にはとても癒されました。そのことは、私の別サイト(http://www.mmplan.co.jp)に記載予定です。
ハノイは行って観てどうだったのか?
通常のパック旅行や視察では味わえない体験を2つしました。このブロクでは、それをご案内しようと思います。

❏冒険心に満ちた若者との出会い

 

同世代の友人から「ハノイに行くなら息子に会ってくれないか」と打診され、ハノイ到着の日の夜に会いました。初めての都市で初めて手の方と会うというにしては、お会いする日時や場所を特定しないという従来では考えられない約束で、これも良い経験です。
出発まで多忙で、その息子さんとは友人(父)を通じたメールで、到着の日の夜に食事しましょうと、落ち合うな所も決めないアバウトな約束でした。
ハノイのホテル(全12室の小さなホテル)について、e-mailを開けると友人から心配するメールが何本か入っていました。ダンタウンの奥にある小さなホテルは待ち合わせ場所には向きません。近所の大きめなホテル移動し、友人に「息子さんの現地の携帯電話の番号を教えて」と返信し、番号を確認して○○ホテルのロビーにいるのでここ来てほしいと電話しやっと会う約束が成立したのです。
しかし彼はまだ仕事中で、そのホテルに着くのは90分後だろうと言うのです。
ロビーで待ちました。宿泊ホテルでは無いので無料のWifiを使うことができません。今回は、世界111ヵ国でSIMカード入替なしで使えるというグローバルWifiを持参したのでメールやfacebook、グループウェアなどのチェックで問題なく待ち時間を過ごせました。

約束のロビーで彼とはほぼ予定の時刻に会えました。彼の推奨のキノコ専門レストランへ。彼との会食は楽しかった。

26歳。国内の通信高校後に渡米し、米国での大学を卒業し、国内最大手の銀行に就職するも、将来を展望できずに退職。アジアの発展に着目し、ハノイへ。ハノイで急成長する”フランジア・ベトナム”を訪ね、自らの入社・雇用を要請し、首尾よく入社する。オフショア開発を軸に急成長する会社に入って半年ほどだと言います。
彼の言で特筆すべきは、会社への愛着と上司(同社社長)への尊敬心が強く言葉に出ることです。

❏すごい日本青年が経営する会社

400人以上が働くオフィスは壮観で、社長(
小林泰平さん)の説明によると、33才の自分より年上は3人しかいない、ということ。こだけでも凄いが、彼の生き方もすごいものを感じたものです。小林社長のショートプロフィールは、


高校中退後、ホームレスをしながらバンド活動をし、新宿のライブハウス5年ほど働く。その後、ソフトウェア開発会社に就職しエンジニア(プログラマー)の道に入る。ソーシャルアプリ開発でベトナムのエンジニアとのグローバル開発を経験する。アジアの若い才能の未来性を感じ、2012年に中間と会社(Framgia)立上げの為ベトナムに移住。現在に至る。


 

小林社長の経営理念を短く表現すると「人(社員、スタッフ)を大切にする」となります。スタッフを大切にすることで、ベトナムでトップクラスの人材が集まるようになる。お金(給与)だけの動機付けは、ロイヤルティに繋がらない。スタッフと目的・目標を共有したら指揮と監督は原則として行わない。

❏Uber(配車アプリ)を利用できたこと

Uber(ウーバー)をご存じでしょうか。ウィキペディアによると「自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリ」と説明されています。世界70ヵ国450都市以上でサービスされている、ハイヤー配車サービスです。
もちろん日本でもサービスされています。私は東京住まいですが、何度か使っています。スマホにアプリをダウンロードして、メールアドレスや住所、決済用のクレジットカード情報を予め設定しておき、Uberを利用したいときに、行き先を入力し車を呼び出します。自分のいる位置は、スマホのGPH機能で運転手に伝わり、迎えに来てくれます。こんな仕組みです。

海外に行って、訪問地の日常語や英語が堪能でないと移動に難儀することになります。それでも電車は、予め路線を確認しておくと時間さえ掛ければ目的の駅までは着くことができます。地理も分からない、、運転手とコミュニケーションできない状態でのタクシー利用は無謀です。仮にスタート時点で現地の知人に行き先を告げてもらっても、相当不安な乗客になってしまいます。

海外ローミングは1日3,000円前後と高額で、WiFiレンタルは空港から空港までのレンタル料金や必要、SIMの交換は専門知識を要するなど、海外WiFi利用にはストレスが付きまといがちです。
グローバルWiFi”は、利用している場所で最適なインターネットキャリアの回線をシステムが選定し繋ぐので、何の設定も要らない。電源を入れるだけで、世界111ヵ国で利用できる優れもギアと言えます。

 


今回のブログでは、ハノイ視察で感じた2点を採り上げています。一方で視察の総合的な感想は、ベトナムの成長の確かさを更に感じたこと、日本とベトナムの親和性による距離感が縮んでいる、ということです。
観光情報は、私の別会社のサイト(M.M.Plan)に掲載します。

 

・杉田利雄_sugita@kaikei-web.co.jp

 

 

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